ホルムアルデヒド放散等級表とは?
2015/06/15塗料についてのページに書かれている『ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆』という表記。
ページ上ではスペースの関係上「放散量が少ない」とだけしか書いていませんが、今回はこの辺を細かく紹介していこうかと思います。
まず、塗料や接着剤には多かれ少なかれ「ホルムアルデヒド」と呼ばれる有機化合物が含まれています。
いわゆる「シックハウス症候群」を引き起こす化合物であり、新築の家やマンションに入ると気分を悪くされる方の多くが、ホルムアルデヒドなどの有機化合物によるシックハウス症候群といわれています。
さて、含まれているとは言いますが、現在では放散量に基準が設けられています。
放散量とは言うなれば『空気中にどのぐらい漂うか』を表す量であり、これを等級で表したものが『ホルムアルデヒド放散等級』というわけです。
細かく見ると次の等級に分けられます。
・F☆☆☆☆
1時間につき、1平方メートルあたり5μg(0.005mg)以下の放散量に付けられる等級です。
『低放散量』と呼ばれる塗料はこの等級に当てはまり、制限なく内装に使うことができます。
・F☆☆☆
1時間につき、1平方メートルあたり20μg(0.020mg)以下の放散量に付けられる等級です。
第三種ホルムアルデヒド発散建築材料とも言われ、換気回数にもよりますが床面積の約2.0~6.6倍の面積しか用いることができません。
F☆☆に比べるとゆるい基準ですが、際限なく使えるわけではありません。
・F☆☆
1時間につき、1平方メートルあたり120μg(0.12mg)の放散量に付けられる等級です。
第二種ホルムアルデヒド発散建築材料とも言われ、制限もF☆☆☆よりも厳しくなっています。
具体的には床面積の約0.3~1.1倍魔でしか使えないため、
・F☆、無表示
120μg(0.12mg)を超える放散量。あるいはホルムアルデヒド放散等級の表示記号がない商品は、内装仕上げへの使用が禁止されています。
第一種ホルムアルデヒド発散建築材料とも言われています。
このように、R建装は非常に細かな規定をクリアした塗料『F☆☆☆☆』のみを使用しています。
もしシックハウス症候群などが不安という方は、ぜひ当社までお問い合わせ下さい!
その際は「ホームページを見た」といって下さると助かります。